自律律神経と姿勢の関係
自律神経と姿勢が密接に関係していることは
にて解説させていただきました。
今回は実際にどのような姿勢のエラーが起きやすいのか。
このような姿勢のエラーがなぜ自律神経症状を引き起こしてしまうのかを解説していきます。
自分はどの姿勢に当てはまるかな?ということを想像しながら読んでいただくとより効果的かもしれません。
姿勢の分類として有名なものにケンダル分類というものがあります。
【ケンダル分類の写真】
①ノーマル:標準的な重心線の位置を通過しているタイプであり、適度な脊柱の弯曲が保たれている姿勢といえます。
②ロードシス:腰椎が過度に前弯し、いわゆる【反り腰】になっている姿勢
③カイホロードシス:腰椎の過度な前腕に加え胸椎の過度な後弯が生じている姿勢
④フラットバック:脊柱の適度な弯曲が消失し平坦になっている姿勢
⑤スウェイバック:腰椎の前弯が減少し胸椎の過度な後弯が生じている姿勢
いかがでしょうか?
どの姿勢が自分の普段とっている姿勢に当てはまりそうですか?
これらの姿勢のエラーが定着してしまう理由は日常の積み重ねです。
座り方、立ち方、歩き方など多くの使い方のパターンの積み重ねで姿勢のエラーが定着してくるのです。
姿勢のエラーがある場合には頭、背骨、骨盤の位置関係が一直線にならず“骨に乗る”状態が作れません。
そのため筋肉が常に緊張し姿勢を保持しておく必要が出てきます。
常に力んだ状態になるため交感神経優位になりやすくバランスが崩れてきます。
また背中の筋肉が緊張し続けることで背骨の可動域も低下し動きが悪い状態になります。
交感神経のコントロール中枢は背骨にあると以前の記事でもお伝えしました。
背骨の動きが悪くなることで交感神経の調節も悪くなりさらに交感神経、副交感神経のバランスが崩れていきます。
この状態が続くことで頭痛、めまい、耳鳴りなどの自律神経症状を引き起こしてきます。
“良い姿勢”をしっかりとれる状態を維持していくことは身体にとって大事なことなのです。
この機会に普段どのような姿勢で過ごしていることが多いか見直してみるのもいいかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。