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今回は 

**背中 ボキボキ 自分で鳴らしても大丈夫?**背中をひねったり伸ばしたりしたときにボキボキ鳴る原因や音の正体、自分で無理に鳴らす危険性を解説します。背中がスッキリしないときに試したい安全なストレッチ、やってはいけない方法、整体・整形外科へ来院する目安まで専門家がわかりやすく紹介します。

この記事は整形外科リハビリ科に10年間勤務し、術前・術後のリハビリ実務を経て独立。業界歴18年。
脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、変形性股関節症などに対する根本改善を得意とする院長が
医療現場での豊富な臨床経験と、数多くの手術回避事例に基づき、本記事を監修しています。

記事構成

①背中をボキボキ自分で鳴らしても大丈夫?まず知っておきたい結論

②なぜ背中をボキボキ鳴らしたくなる?音が鳴る原因と仕組み

③あなたは自分で背中をボキボキして大丈夫?セルフチェック

④背中をボキボキしたいときはどうする?自分でできる安全なセルフケア

⑤自分で背中をボキボキしても改善しないときは?来院・受診の目安

背中をボキボキ自分で鳴らしても大丈夫?まず知っておきたい結論

e9d8dfa8-e432-43bb-9e41-10270cf433d4「背中をボキボキ自分で鳴らすと気持ちいい」「固まった背中が伸びた感じがする」という方もいるでしょう。ただ、自然に鳴る音と、自分から強い力を加えて鳴らす行為は分けて考える必要があります。関節音には関節内の圧力変化などが関係すると言われており、ボキッと鳴ったからといって、背骨のズレが元に戻ったとは判断できません。 また、日常動作やストレッチで自然に鳴る程度なら、それほど気にする必要はないと整形外科医も解説しています。 大切なのは「音を鳴らせたか」ではなく、痛みやしびれを伴っていないか、無理な動かし方をしていないかを見ることです。

ストレッチ中に自然と背中が鳴るだけなら過度に心配する必要はない

背伸びをした瞬間に「ポキッ」、体をゆっくり動かしたら「パキッ」。こんな経験はありませんか?日常生活の動作やストレッチで自然に生じる関節音については、それほど気にする必要はないと言われています。 ただし、音と一緒に痛みやしびれなどが出る場合は別です。「音がする=問題」と考えるのではなく、一緒に現れる症状にも目を向けてみましょう。

引用元:公益財団法人 運動器の健康・日本協会
参考記事

ボキボキ音は「骨がズレて元に戻った音」とは限らない

「ボキッと鳴ったから、ズレていた背骨が元に戻ったのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、関節音は骨が正しい位置へ戻った音ではないと説明されています。 つまり、大きな音が鳴ったとしても、それだけで背骨が整ったとは言えません。音の大きさや回数をセルフケアの成果として考えないことが大切です。

引用元:CUREPRO/すぎやす整体院
CUREPRO参考記事
すぎやす整体院参考記事

背中の音には関節内の圧力変化などが関係している

では、あの「ボキッ」という音は何なのでしょうか。関節の中には滑液と呼ばれる液体があり、関節を動かした際の圧力変化によって気泡が生じる現象などが関節音に関係すると考えられています。 この仕組みは一般的にキャビテーションと呼ばれています。そのため、「骨同士がぶつかった音」と決めつける必要はありません。

引用元:大垣中央病院/ささき整形外科
大垣中央病院参考記事
ささき整形外科参考記事

スッキリする感覚があっても背中の問題が改善したとは限らない

「でも、背中をボキボキすると楽になるんだけど?」という方もいるでしょう。たしかに、背中を鳴らしたあとに一時的なスッキリ感を覚える方はいます。しかし、関節音そのものに背骨の矯正やゆがみの改善を示す意味があるわけではないとされています。 気持ちよさだけを目安に何度も繰り返すより、背中がこわばる姿勢や生活習慣にも目を向けることが重要です。

引用元:CUREPRO
参考記事

音を出すために勢いよくひねる・反らすのはおすすめしない

特に避けたいのが、「もう一回鳴らしたい」と勢いをつけて背中をひねったり、強く反らしたりする方法です。整形外科の解説でも、無理に強くひねる、何度も繰り返し鳴らすといった行為は、筋肉や靱帯などへ負担をかける可能性があるとされています。 自分で背中を動かす場合は、ボキボキ鳴らすことを目的にせず、痛みのない範囲でゆっくりストレッチするほうがよいでしょう。

引用元:ささき整形外科
参考記事

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なぜ背中をボキボキ鳴らしたくなる?音が鳴る原因と仕組み

「背中が固まってくると、ついボキボキ鳴らしたくなる」という方もいるでしょう。背景には、関節音が生じる仕組みだけでなく、デスクワークやスマホによる長時間の同じ姿勢、猫背、背中まわりの筋肉の緊張などが関係していることがあります。協会けんぽでも、猫背や前かがみなどの姿勢を長時間続けると筋肉が緊張しやすいと説明されています。 「鳴らしたくなる=背骨がズレている」と考えるのではなく、普段の姿勢や背中を動かす頻度まで振り返ってみることが大切です。

背骨にある関節が動いたときに関節音が鳴ることがある

背骨は一本の骨ではなく、複数の椎骨が連なって構成されています。体をひねる、反らすといった動作で関節が動いた際には、「ボキッ」と関節音が生じることがあると言われています。参考記事でも、背骨の関節を一定範囲まで動かした際に音が鳴る仕組みが解説されています。 音が鳴ったことだけで、背骨が整ったとは判断しないようにしましょう。

引用元:ふじさわ整体院
参考記事

デスクワークやスマホで同じ姿勢が続き背中がこわばっている

パソコン作業に集中していたら、「気づけば2時間ほとんど動いていなかった」ということはありませんか?長時間のデスクワークや前かがみ姿勢では、首から肩、背中にかけて張りや重だるさが生じやすいとされています。 こうした状態で背中を伸ばしたとき、関節音が鳴って「もっと動かしたい」と感じる場合があります。

引用元:全国健康保険協会/医療情報メディア medicommi
全国健康保険協会 参考記事
medicommi 参考記事

猫背姿勢が続いて胸椎や肩甲骨周辺を動かす機会が減っている

デスクワークやスマホ操作では、背中が丸まり、肩甲骨が外側へ広がった姿勢になりやすいと言われています。理学療法士らが監修した解説でも、デスクワーク中は肩甲骨の外転や挙上が起こりやすいとされています。 「背中をボキボキしたい」と感じるときは、鳴らすことより、胸椎や肩甲骨を普段どれくらい動かしているか確認してみるのもよいでしょう。

引用元:Tarzan Web
参考記事

背中や肩甲骨周辺の筋肉が緊張して動かしづらくなっている

猫背や前かがみの姿勢を長時間続けると、筋肉が緊張しやすくなると言われています。 特にデスクワークでは手を前に出した姿勢が続くため、肩が前へ出やすく、肩甲骨の位置にも影響することがあります。 背中の「詰まった感じ」が気になるなら、ボキボキ鳴らす前に姿勢や休憩の取り方を見直すこともポイントです。

引用元:全国健康保険協会/平野総合病院
全国健康保険協会 参考記事
平野総合病院 参考記事

ボキボキすると一時的にスッキリするため習慣になっている

「一度鳴らすと、また鳴らしたくなる」という方もいるかもしれません。参考記事では、関節をボキッと鳴らしたあとに爽快感を覚える方や、「ボキボキしてもらわないとスッキリしない」と感じる方がいることも紹介されています。 ただし、スッキリ感があるからといって、背中の不調そのものが改善したとは限りません。音を繰り返し出すことより、背中がこわばりやすい原因に目を向けてみてください。

引用元:ふじさわ整体院
参考記事

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あなたは自分で背中をボキボキして大丈夫?セルフチェック

a2a4e998-ce34-4fd1-be3b-05fc30f41b92「背中が重いから、自分でボキボキ鳴らしてスッキリしたい」と思うこともありますよね。ただし、痛みやしびれなどがある状態で無理にひねるのは避けたほうがよいでしょう。整形外科の解説でも、関節を無理に強くひねったり、繰り返し鳴らしたりすると筋肉や靱帯へ負担がかかる可能性があると言われています。 背中を動かす前に、まずは次の項目をチェックしてみてください。

背中を動かしたときに強い痛みがないか確認する

最初に確認したいのが「動かすと痛いか」です。軽く伸びをした程度では問題なくても、ひねった瞬間にズキッと強い痛みが出るなら注意が必要でしょう。日本整形外科学会でも、動作時痛や安静時痛は運動器を確認する際のチェックポイントとされています。 強い痛みを我慢してまで、ボキボキ鳴らす必要はありません。

引用元:日本整形外科学会/ささき整形外科

腕や足に痛み・しびれ・感覚異常が出ていないか確認する

「背中だけではなく、手足までジンジンする」という場合はどうでしょうか。脊椎や神経に関係する問題では、手足や体幹にしびれ・痛みなどが現れることがあると言われています。 背中を強くひねって様子を見るのではなく、症状が続く場合は整形外科などへの来院を検討してください。

引用元:日本整形外科学会/日本脊椎脊髄病学会

転倒や事故のあとから背中が痛くなっていないか確認する

尻もちをついた、スポーツ中に転倒した、交通事故のあとから痛い。このように明確なきっかけがある背中の痛みは、単なるこわばりと自己判断しないことが大切です。整形外科では交通外傷やスポーツ外傷による打撲、捻挫、骨折なども扱うとされています。 この場合も、自分でボキボキ鳴らすことは控えましょう。

引用元:日本整形外科学会

発熱・夜間痛・安静時の強い痛みがないか確認する

「じっとしていても痛い」「熱がある」といった症状にも注意してください。日本整形外科学会では、脊柱周辺の痛みに加えて、安静にしていても軽くならない痛みや悪化する痛み、発熱などがある場合は、自己管理せず医療機関へ相談することが重要とされています。 ボキボキ鳴らして改善させようとせず、原因を確認することを優先しましょう。

引用元:日本整形外科学会

毎日のように背中をボキボキ鳴らさないとスッキリしない状態になっていないか確認する

最後は頻度です。「朝も鳴らす、仕事中も鳴らす、夜も鳴らさないと落ち着かない」という状態なら、一度習慣を見直してみてもよいでしょう。整形外科の解説でも、気持ちよさから癖になる方がいる一方、無理に何度も鳴らす行為は筋肉や靱帯に負担をかける可能性があると言われています。 音を出すことより、背中がこわばる姿勢や生活習慣に目を向けることがポイントです。

引用元:ささき整形外科

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背中をボキボキしたいときはどうする?自分でできる安全なセルフケア

「背中をボキボキ鳴らしたい」と感じたときは、音を出すことよりも、固まった背中を無理なく動かすことを意識してみましょう。長時間同じ姿勢が続くと、背中や肩まわりに負担がかかりやすいと言われています。厚生労働省の資料でも、デスクワーク中に座ったままできるストレッチが紹介されています。 ポイントは「ボキッと鳴るまでやる」のではなく、気持ちよく動かせる範囲で行うこと。強い痛みが出た場合は、その動きを続けないようにしてください。

椅子に座って胸をゆっくり開き胸椎を伸ばす

仕事中なら、椅子に座ったまま胸を開いてみましょう。背もたれを利用しながら胸をゆっくり開くと、丸まりやすい背中を動かすきっかけになります。医師監修の記事でも、デスクワーク中の「胸開きストレッチ」が紹介されています。 反動はつけず、「少し伸びて気持ちいい」と感じる程度がおすすめです。

引用元:森整形外科リハビリクリニック/厚生労働省

キャット&カウで背中を丸める・反らす動きを繰り返す

自宅で取り入れやすいのがキャット&カウです。四つん這いになり、呼吸に合わせながら背中をゆっくり丸める・反らす動きを繰り返します。医療機関でも、痛みが強くない場合のストレッチ例としてキャット&カウが紹介されています。 「鳴らそう」と力を入れず、背中全体を滑らかに動かすイメージで行いましょう。

引用元:各務原リハビリテーション病院

肩甲骨を寄せる・開く運動で背中のこわばりをほぐす

「肩甲骨の間がガチガチ」という方は、肩甲骨周辺も動かしてみてください。協会けんぽでは、両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せながら胸を広げるストレッチが紹介されています。 背中をボキボキ鳴らすことだけに頼らず、普段あまり動いていない部分をこまめに動かすことがポイントです。

引用元:全国健康保険協会(協会けんぽ)

長時間同じ姿勢を避けてこまめに立つ・歩く

セルフケアはストレッチだけではありません。デスクワークでは、長時間同じ姿勢を続けないことも大切です。医師監修の記事では、座りっぱなしを避け、仕事中にも定期的に運動を取り入れる方法が紹介されています。 「背中を鳴らしたくなったら、一度立って歩く」という習慣に変えるのもよいでしょう。

引用元:森整形外科リハビリクリニック

音を鳴らすために勢いよくひねる・強く反らす・押してもらうのは避ける

注意したいのは、「あと少しで鳴りそう」と勢いをつけて背中を動かすことです。日常動作やストレッチで自然に関節音が生じること自体は、それほど気にする必要はないと言われています。 一方、セルフストレッチでは痛みのない範囲でゆっくり動かすことが基本とされています。 家族などに背中を強く押してもらうのではなく、音を目的としない無理のないセルフケアを心がけましょう。

引用元:公益財団法人 運動器の健康・日本協会/各務原リハビリテーション病院

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自分で背中をボキボキしても改善しないときは?来院・受診の目安

d751c869-5a4f-418d-915d-f0e30301a725「背中を自分でボキボキすると、その場では楽になる。でも、またすぐ鳴らしたくなる」という状態なら、音を鳴らすことだけで対処し続けないほうがよいでしょう。特に、背中の痛みが続く、手足がしびれる、歩きづらいといった症状がある場合は注意が必要です。日本整形外科学会でも、痛み・しびれ・筋力低下・歩行異常などは運動器を確認するうえで重要なチェックポイントとされています。 背中を強くひねって様子を見るのではなく、症状に合わせて専門家へ相談することも考えてみてください。

1〜2週間セルフケアを続けても背中の張りや痛みが改善しない場合

軽いストレッチや姿勢の見直しを続けても背中の張りや痛みが変わらない場合は、一度状態を確認してもらうのも選択肢です。運動器の不調には、姿勢や筋肉の疲労・柔軟性だけでなく、関節や脊椎などさまざまな要因が関係することがあると言われています。 「もう少し強く鳴らせばいい」と無理を重ねないようにしましょう。

引用元:日本整形外科学会

背中を鳴らしてもすぐにまたボキボキしたくなる状態を繰り返す場合

「朝に鳴らして、仕事中にも鳴らして、夜にもまた鳴らしたい」という方はいませんか?音を鳴らすことで一時的にスッキリしても、背中がこわばりやすい姿勢や筋肉の負担まで変わったとは限りません。背中をボキボキすることが習慣になっているなら、鳴らす回数を増やすより、なぜ繰り返し動かしたくなるのかを見直すことが大切です。

引用元:ふじさわ整体院

背中の痛みが強く仕事・睡眠・日常生活に支障が出ている場合

背中の痛みで仕事に集中できない、寝返りがつらいなど、普段の生活に影響している場合も放置しないほうがよいでしょう。日本整形外科学会では、動かしたときの痛みだけでなく、安静時の痛みや動きの悪さも注意するポイントとして挙げています。 痛みを我慢してセルフケアを続けるのではなく、状態に合わせた対応を検討してください。

引用元:日本整形外科学会

腕や足のしびれ・筋力低下・歩きづらさなどを伴う場合

背中の張りだけでなく、手足のしびれ、力が入りにくい、足がもつれるといった症状がある場合は注意が必要です。脊椎に関係する問題でも、しびれや筋力低下が現れることがあると言われています。 胸椎の疾患では、下肢のしびれや脱力感、歩行時の足のもつれなどがみられる場合もあります。 このようなときは自分でボキボキ鳴らさず、整形外科への来院を検討しましょう。

引用元:日本整形外科学会

整体と整形外科は症状に応じて使い分ける

「整体と整形外科、どっちに行けばいい?」と迷う方もいるでしょう。姿勢や筋肉のこわばりなどを相談したい場合は整体も選択肢になります。一方、整形外科は背骨を含む骨・関節・筋肉・神経などの運動器を扱い、必要に応じて画像検査などが行われます。 特に強い痛みやしびれ、筋力低下、歩きづらさがある場合は、まず整形外科で相談することをおすすめします。

引用元:日本整形外科学会

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