札幌市東区にある整体院足うら屋です、いつも記事をご覧いただきありがとうございます。
今回は
足の指の付け根が痛いと感じたら、原因は「靴・歩き方・病気」など様々です。痛みの仕組みから、セルフケア方法、いつ専門家(整形外科・足専門外来)に相談すべきかまで、分かりやすく整理します。
記事構成
①足の指の付け根ってどこ?まずは痛む部位を理解しよう
②足の指の付け根が痛い原因(主な病態・メカニズム)
③自分でできるセルフチェック&セルフケア
④どうしても改善しない・悪化してきたときの受診目安
⑤予防と日常生活のポイントで再発を防ぐ
足の指の付け根ってどこ?まずは痛む部位を理解しよう
「足の指の付け根が痛い」と感じたとき、そもそも“付け根”とはどの部分を指すのか、意外とあいまいにしている方が多いかもしれません。実際には、足の指と足の甲の境目にある「中足趾節関節(MTP関節)」と呼ばれる関節部分を指すことが多いです。特に親指(母趾)の付け根は、体重が集中しやすい位置にあるため、歩いたり踏ん張ったりしたときに負担がかかりやすい場所とされています(引用元:リハサクマガジン)。
付け根とは〈母趾/中足趾節関節(MTP関節)〉の位置
足の指の付け根にあたるMTP関節は、足の中で“曲げ伸ばし”の要となる部分です。歩く、立つ、ジャンプする――どんな動作にも関わっており、この小さな関節がスムーズに動くことでバランスが保たれています。
親指(母趾)のMTP関節は特に重要で、地面を蹴り出すときに大きな力を発揮します。そのため、硬い靴やヒール、長時間の立ち仕事などによって過度に圧力がかかると、炎症や痛みを感じることがあるとされています(引用元:フットケア東京、おくの整形外科)。
一般的な“付け根の痛み”の訴え方・歩行時の症状
「歩くとズキッと痛い」「指の付け根を押すと違和感がある」「長く立っているとジンジンしてくる」など、痛みの表現は人それぞれです。
多くの場合、歩行時に体重がかかる瞬間に痛みが強くなり、休むとやわらぐ傾向があります。これは、足裏の筋肉や関節に繰り返し負担がかかることで炎症が起きているためと考えられています。また、朝の一歩目が特に痛むという人もおり、これは“足底筋膜炎”などと関連するケースもあるようです(引用元:リハサクマガジン)。
痛むタイミング・部位別に見る「親指/人差し指~小指」の違い
親指の付け根が痛い場合は「外反母趾」や「強剛母趾(関節が硬くなる症状)」が疑われることがあります。親指の関節は体重を支えるため、繰り返しのストレスで変形や炎症が起きやすい場所です。
一方で、人差し指から小指の付け根に痛みがある場合は「中足骨頭痛」や「モートン病」などが関連しているといわれています。これは、指の間を通る神経が圧迫されてピリピリした痛みやしびれを感じることがあるためです。
また、スポーツや長時間歩行の後に痛みが強くなる人は、足裏のアーチ構造が崩れているケースも少なくありません(引用元:足と歩きの研究所、日本整形外科学会)。
#足の指の付け根が痛い
#中足趾節関節
#親指の痛み
#モートン病
#外反母趾
足の指の付け根が痛い原因(主な病態・メカニズム)
「足の指の付け根が痛い」といっても、その背景にはいくつかの仕組みや病態が関わっているとされています。多くのケースでは、靴や歩き方のクセなど日常生活での“物理的な負荷”が引き金となりますが、神経や関節の異常、代謝性疾患など、体の内側の要因が関係していることもあります。ここでは代表的な原因を3つの観点から整理してみましょう。
靴・歩き方・アーチ異常など「機械的負荷」が原因のもの
「最近、長く歩くと足の指の付け根がズキズキする…」という場合、まず疑われるのが“過剰な負担”です。サイズの合っていない靴や、ヒールの高い靴、つま先が細いデザインなどは、前足部に体重が集中しやすくなります。特に、足の横アーチ(中足部の横のカーブ)が低下していると、指の付け根に過度な圧力がかかりやすく、「前足部痛」「中足骨頭部痛」などを引き起こすことがあるといわれています(引用元:リハサクマガジン、足と歩きの研究所)。
また、歩き方のクセも無視できません。例えば、足の指をあまり使わずにペタペタ歩く癖があると、足裏のバランスが崩れ、指の付け根に集中的に負担がかかる傾向があります。こうした場合、靴のインソール調整や歩行姿勢の見直しが有効とされています。
「神経圧迫・腫れ・疲労骨折」などの原因
次に考えられるのが、神経や骨へのダメージです。中でも代表的なのが「モートン病」と呼ばれる神経の圧迫による痛みです。これは、足の指の付け根と付け根の間を通る神経が、靴や足裏のアーチ崩れによって圧迫され、ピリピリしたりジンジンするような感覚が出るといわれています(引用元:おくの整形外科)。
また、スポーツや長時間の立ち仕事で負担が続くと、足の骨に小さなひび(疲労骨折)が生じることもあります。特にランナーやヒールをよく履く方は注意が必要です。痛みが一部分に集中して長引く場合は、専門家による触診や画像検査を検討してみてもよいでしょう。
「関節炎・代謝・腫瘍」など“病気としての痛み”
最後に、代謝や関節の炎症が関係しているケースもあります。たとえば、親指の付け根に突然強い痛みが出る場合は「痛風(高尿酸血症による関節炎)」の可能性が指摘されています。尿酸結晶が関節にたまることで炎症が起こり、赤く腫れて熱を持つのが特徴です(引用元:日本整形外科学会)。
また、親指の関節が硬くなって曲げづらくなる「強剛母趾(きょうごうぼし)」も代表的な疾患の一つです。これは関節軟骨のすり減りや変形が関係しているとされ、歩くたびに付け根に痛みを感じるケースがあります(引用元:上野病院 整形外科)。
いずれのケースも、原因を見極めるには「どの指が痛むのか」「いつ痛みが出るのか」「腫れや熱感があるか」といった観察が重要です。無理を続けると慢性化しやすいため、早めに専門家へ相談することがすすめられています。
#足の指の付け根が痛い
#モートン病
#強剛母趾
#前足部痛
#痛風
自分でできるセルフチェック&セルフケア
足の指の付け根が痛いとき、まず意識しておきたいのは「どんなタイミングで」「どの部分が」「どんな痛み方をするか」という点です。自分で簡単にできるセルフチェックを行い、原因のヒントを探ることが、早めの改善につながるといわれています(引用元:リハサクマガジン)。
ここでは、日常でできるチェックポイントからケア方法、そして専門家に相談すべきサインまでを整理して紹介します。
まずチェックすべきポイント(靴・歩き方・腫れ・赤み)
まずは、自分の足をじっくり観察してみましょう。
「靴のサイズが小さい」「つま先が狭い靴を履いている」「足の片側だけがすり減っている」――そんな場合、靴の影響で指の付け根に負担がかかっていることがあります。
次に、歩き方にも注目です。足の指をうまく使えていない“ペタペタ歩き”や、片足ばかりに重心をかける癖があると、痛みの原因になりやすいといわれています。
また、赤み・腫れ・熱っぽさがある場合は炎症のサインである可能性もあります。鏡の前で足の形を左右比較し、変形や腫れの差を確認してみましょう(引用元:足と歩きの研究所)。
即実践できるセルフケア(靴の見直し/ストレッチ/インソール)
痛みが軽い段階であれば、靴や歩行環境を見直すことが第一歩です。
つま先にゆとりがあり、かかとがしっかり固定される靴を選ぶのがポイント。クッション性のあるインソールを活用するのも効果的とされています。
また、足裏や指を軽くほぐすストレッチもおすすめです。
たとえば、指を一本ずつ軽く回す・足裏をテニスボールで転がすなど、短時間でも血流を促し筋肉のこわばりを和らげる効果が期待されています(引用元:おくの整形外科)。
注意したい動作・習慣(ヒール・立ちっぱなし・スポーツ)
「ヒールを履いた翌日に痛む」「長時間の立ち仕事でジンジンする」「ランニングの後に痛くなる」――このような場合は、前足部への繰り返しの圧力が原因と考えられます。
ヒールを履くときは高さを抑え、なるべく連続使用を避けるのが望ましいです。
また、立ち仕事の合間に足首を回したり、座って足指を動かしたりするだけでも負担の軽減につながると言われています。スポーツ時には衝撃吸収の良いシューズを選び、トレーニング前後のストレッチを忘れないようにしましょう。
いつセルフケアだけでいい?いつ専門家相談?
「痛みが軽い」「数日休めば落ち着く」程度なら、まずはセルフケアで様子を見るのも一つの方法です。
ただし、痛みが長引く・腫れや熱を伴う・歩行がしづらくなる場合は、整形外科や足専門クリニックなどへの相談がすすめられています。
触診や画像検査で原因を特定し、靴や歩行指導、施術などを通じて根本的な改善を目指すケースもあります。
「まだ大丈夫」と放置せず、早めの相談が結果的に早い回復につながることも多いようです(引用元:日本整形外科学会)。
#足の指の付け根が痛い
#セルフチェック
#インソール
#靴選び
#足のケア
どうしても改善しない・悪化してきたときの受診目安
「数日経っても足の指の付け根の痛みが引かない」「だんだん腫れてきた」「歩くのがつらい」──そんなときは、早めに専門家へ相談することがすすめられています。
軽い炎症や疲労であればセルフケアで落ち着くこともありますが、痛みが続く場合や悪化傾向にあるときは、骨や関節、神経などの異常が関係しているケースもあるといわれています(引用元:リハサクマガジン)。
ここでは、来院の目安や伝えるべきポイントを整理しておきましょう。
こんな症状があれば要受診(激痛・腫れ・熱・変形・歩行困難)
次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談することが推奨されています。
-
痛みが強く、立つ・歩くのが難しい
-
指の付け根が赤く腫れて熱をもっている
-
関節の形が明らかに変わってきた
-
足に体重をかけるとズキッとする
-
痛みが夜も続き、眠れない
これらは、関節炎(痛風・感染性関節炎など)やモートン病、疲労骨折、強剛母趾といった疾患の可能性もあるとされています。特に、突然の激痛や発熱を伴う場合は、放置すると炎症が広がるリスクもあるため注意が必要です(引用元:日本整形外科学会、おくの整形外科)。
何科を受診すればいい?(整形外科・足専門クリニックなど)
足の指の付け根の痛みは、整形外科または足専門のクリニックが基本的な相談先になります。
整形外科では骨や関節、靭帯、神経など幅広く確認してもらえますし、症状に応じてMRIやレントゲンなどの検査も行われることがあります。
一方、スポーツによるオーバーユースや靴の問題が関係している場合は、「足の専門外来」や「フットケアクリニック」などで歩行解析や靴選びの指導を受けるのも一案です。
また、痛風のように代謝異常が疑われる場合は、内科との連携で検査を行うケースもあります(引用元:足と歩きの研究所)。
受診時に医師に伝えるべきこと・検査で見られるもの
来院の際には、痛みの特徴をできるだけ具体的に伝えると、触診や検査がスムーズに進みます。
たとえば、
-
「いつから痛いか」
-
「どの指の付け根か」
-
「どんな動作で痛むか」
-
「腫れ・熱・しびれがあるか」
-
「靴や運動習慣の変化があったか」
といった情報が有効です。
検査では、関節や骨の形、炎症の有無、神経の圧迫などを確認するため、レントゲンや超音波(エコー)、血液検査が行われる場合があります。原因を特定することで、靴の選び方や生活動作の改善にもつながると言われています。
治療の流れ(保存療法→装具・インソール→手術など)
基本的には、まず「保存療法(安静・冷却・ストレッチなど)」から始めるケースが多いようです。
痛みが強いときは炎症を抑える処置や足への負担を減らす装具(インソール・テーピングなど)が用いられることがあります。
歩き方や姿勢のクセが関係している場合は、理学療法士などによるリハビリや歩行指導を取り入れることで、再発予防につながることもあるとされています。
また、変形や強い神経圧迫など保存的な方法で改善しない場合には、手術が検討されることもあります(引用元:リハサクマガジン)。
#足の指の付け根が痛い
#整形外科
#受診の目安
#モートン病
#強剛母趾
予防と日常生活のポイントで再発を防ぐ
足の指の付け根の痛みは、一度落ち着いても再発しやすい場所と言われています。
「靴のクセ」「歩き方」「体のバランス」など、ちょっとした日常の積み重ねが負担を増やしてしまうことも多いようです。
ここでは、再発を防ぐために意識したい靴選びや歩き方、日常のセルフケアのポイントをまとめました。
(参考: リハサクマガジン、足と歩きの研究所)
靴選びのポイント(つま先ゆとり・ヒール高さ・幅・ソール)
「見た目が良くても、少しキツい靴を履き続けてしまう」――そんな経験、ありませんか?
足の指の付け根に負担をかけないためには、“靴選び”が何よりも大切だと言われています。
目安としては、つま先に5〜10mmのゆとりがあり、足の幅に合ったサイズを選ぶこと。
ヒールは3〜4cm以内が理想的で、ソール(靴底)は適度なクッション性があるものを選ぶと衝撃を吸収しやすいとされています。
また、靴のかかと部分がしっかりしていることで、歩行中の安定性が増し、前足部への過剰な体重移動を防ぐことにつながります。
歩き方・立ち方・運動時の注意点(前足部荷重の回避)
歩き方や立ち方のクセも、痛みの再発に関係します。
例えば、つま先に力を入れすぎたり、足の外側ばかりに体重をかけて立つクセがあると、付け根の関節に負担が集中します。
「かかと→足裏全体→つま先」の順で体重を移すよう意識し、できるだけ“前足部荷重”を避けることが大切です。
運動時は、クッション性の高いシューズを選び、ランニングやジャンプの前後にはストレッチを取り入れましょう。
特にスポーツ愛好者は、足裏の柔軟性を保つことで疲労蓄積を防げるといわれています(引用元:おくの整形外科)。
足のアーチ・筋肉を支えるための体操・ストレッチ
足の裏には「縦アーチ」「横アーチ」と呼ばれるカーブがあり、この構造がクッションの役割を果たしています。
アーチが崩れると、足の指の付け根に直接衝撃が伝わりやすくなるため、アーチを支える筋肉を意識的に鍛えることが重要とされています。
簡単にできる方法としては、
-
タオルギャザー(床に置いたタオルを足指でたぐり寄せる)
-
足指のグーパー運動
-
つま先立ち・かかと上げ運動
などが挙げられます。
これらを日常のすきま時間で取り入れることで、足全体の安定性が高まりやすいと言われています。
生活習慣として気をつけたいこと(体重管理・足裏ケア)
最後に見直したいのが、体全体のバランスと生活習慣です。
体重が増えると、当然ながら足の付け根への負担も大きくなります。急な体重変動を避け、バランスの取れた食生活を意識しましょう。
また、湯上がりなどに足裏を軽くマッサージして血流を促すことも効果的とされています。
長時間の立ち仕事や運動の後は、足を冷やさずにケアしておくことが大切です。
「毎日の少しの積み重ねが、痛みの再発を防ぐ第一歩」といわれています(引用元:日本整形外科学会)。
#足の指の付け根が痛い
#再発予防
#靴選び
#足裏ストレッチ
#歩き方改善
札幌市でお体の不調にお悩みの方は整体院「足うら屋」へご相談ください
この度は足うら屋の記事をご覧いただきありがとうございました。
札幌市周辺にお住まいの方で、お体の不調にお悩みの方は、ぜひ整体院「足うら屋」にご相談ください。足うら屋はこの業界に入って18年の院長が必ず担当させていただきます
最寄り駅から徒歩6から10分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。
駐車場も確保しております。
どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。







