札幌市東区にある整体院足うら屋です、いつも記事をご覧いただきありがとうございます。
今回は
背中の張り 内臓の不調が関係している可能性について、関連する臓器・見分け方・受診目安・セルフケア法まで総合的に解説します。
記事構成
①なぜ「背中の張り」が内臓と関連する可能性があるのか
②位置別:背中の張りと疑われる臓器(目安解説)
③この症状があるときは要注意:見逃してはいけない赤旗症状
④セルフチェック・生活改善策・軽症対応
⑤病院での検査・診断方法と専門医の見立て
なぜ「背中の張り」が内臓と関連する可能性があるのか
「背中の張り=筋肉疲労」と思われがちですが、実は内臓の不調が関係しているケースもあると言われています。たとえば、「肩甲骨の内側がずっと重い」「マッサージをしてもスッキリしない」といった張り方には、筋肉だけでなく自律神経や内臓‐体性反射が関係している可能性があります。
関連痛と神経のつながり
私たちの体には、内臓と皮膚・筋肉が同じ神経経路を共有している部分があります。たとえば、肝臓や胆のうの異常は右の背中や肩甲骨下あたり、胃や膵臓の不調は左側の背中に「張り」として現れることがあるとされています。これは、内臓からの信号が脊髄神経を介して背中の筋肉に影響を与えるためです(引用元:久光製薬 e-ヘルスケア、坂口整骨院)。
このような「関連痛(かんれんつう)」は、痛みの発生源が内臓であっても、脳が“背中の痛み”として誤認してしまう仕組みです。つまり、背中の張りを感じるとき、その裏側で内臓がSOSを出していることもあるということですね。
自律神経と背中の張りの関係
背中には交感神経が集中しており、ストレスや疲労などで自律神経のバランスが崩れると、筋肉の緊張が続き「張り」として現れることがあります。特にデスクワークや長時間の同じ姿勢は、血流を悪くして筋緊張と内臓機能の低下を同時に引き起こす要因になると考えられています(引用元:つわぶきクリニック)。
ストレスが続くと胃腸の働きが乱れ、胃の不調が左背部に、肝胆系の疲れが右背部に影響する…というように、心身の緊張が神経を介して背中の筋肉に伝わることが少なくありません。
東洋医学の視点から見る「背中の張り」
一方で、東洋医学では「背中は臓腑の鏡」とも言われ、経絡(けいらく)と呼ばれるエネルギーの通り道を通じて内臓と背中の筋肉がつながっていると考えられています。たとえば、肝経は右背部、胃経は左背部、腎経は腰部に影響しやすいとされます。鍼やお灸では、こうした経絡上のツボを刺激して内臓の働きを整え、筋肉のこわばりを和らげるという考え方があるようです(引用元:さいとう治療院)。
西洋医学では神経の伝達経路として説明され、東洋医学ではエネルギーの流れとして説明されますが、どちらの視点からも「背中の張り」と「内臓の不調」は密接に関連していると考えられています。
「ただの筋肉のコリ」と思って放置している背中の張りが、実は内臓からのサインというケースもあるため、長く続く・位置が一定・左右差があるといった特徴があれば、早めに専門機関で相談してみるとよいでしょう。
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位置別:背中の張りと疑われる臓器(目安解説)
背中の張りが出る場所によって、関係している内臓が異なると言われています。
「右側だけ張る」「肩甲骨の間が痛い」「腰のあたりが重い」といった場合、それぞれに違うサインを含んでいることがあるようです。もちろんすべてが病気というわけではありませんが、位置別にどんな臓器が関係する可能性があるのかを知っておくことで、体の変化に早めに気づけるかもしれません。
右背部の張り:肝臓・胆のう・胆管など
右側の背中が張るときは、肝臓や胆のうの疲れが関係していることがあると言われています。
肝臓や胆のうは右の肋骨の下あたりに位置し、神経を介して右背部や肩甲骨の下に痛みや張りとして現れることがあります。特に脂っこい食事が続いたり、アルコールをよく摂る人は、肝胆系への負担が強くなりやすい傾向です。
また、胆石症や胆管炎などの場合には、背中の右側に鈍い痛みが出ることも報告されています(引用元:久光製薬 e-ヘルスケア、つわぶきクリニック)。
左背部の張り:胃・膵臓のサイン
左側の背中に張りを感じる場合、胃や膵臓の不調が関係するケースがあると言われています。
たとえば、胃の炎症や逆流性のトラブルではみぞおちから左背部にかけて違和感を伴うことがあり、膵臓が疲れていると背中の真ん中から左寄りにかけて「重だるい張り」が出ることがあります。
特に膵臓は“沈黙の臓器”とも呼ばれ、自覚症状が出にくいため、背中の奥に重い痛みが続くようなら注意が必要です(引用元:坂口整骨院)。
背中中央〜腰部:腎臓・膵臓・尿路系の不調
背中の真ん中から腰にかけての張りは、腎臓や尿路のトラブルが関係することがあるとされています。
腎臓は左右の背中の奥に位置し、血液をろ過する働きを担っています。水分不足や塩分の摂りすぎ、冷えによって腎臓に負担がかかると、腰の奥に鈍い張りを感じることがあるようです。
また、尿管結石などでは背中から脇腹にかけて強い痛みが走ることもあります。
一方、膵臓の炎症などでも同じ背部中央に張りが出る場合があるため、位置だけで判断せず、他の症状(発熱、吐き気、尿の色の変化など)も合わせて観察することが大切です。
胸部上部(肩甲骨の間):心臓・肺・血管系の影響
肩甲骨の間や背中上部が張るときは、心臓や肺など胸部臓器の影響が隠れていることもあるようです。
たとえば狭心症や心筋の疲れによる痛みが、背中の奥に“押されるような重さ”として出る場合があります。
また、肺や気管支の炎症、呼吸が浅くなる癖なども、背中上部の筋肉を緊張させて張りを強める要因になると考えられています(引用元:さいとう治療院)。
背中の張りがどの位置に出るかは、内臓の位置や神経の走行と密接に関係しています。
もちろん一時的な筋肉疲労であることもありますが、位置がいつも同じ、張りが数日以上続く、他の症状(食欲不振・発熱・息苦しさなど)を伴うときは、早めに専門機関で相談することが推奨されています。
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この症状があるときは要注意:見逃してはいけない赤旗症状
「背中の張り」は多くの場合、筋肉の疲労や姿勢のクセなどによって起こると考えられています。
しかし、中には内臓や循環器などの異常が原因になっているケースもあり、放置すると重症化することがあると言われています。ここでは、医療機関でも注意を促している“赤旗症状(レッドフラッグ)”を紹介します。もし当てはまるものがある場合は、早めに専門科で相談することが推奨されています。
痛みの性質に注目しよう
まずチェックしたいのは、痛みの種類と続く時間です。
筋肉のこりや疲労による張りは、休息やストレッチで軽くなることが多い一方、鋭い痛み・刺すような痛み・持続する痛みがある場合は注意が必要とされています。
たとえば、肝臓や胆のう、腎臓などの炎症では、鈍い痛みから始まり、次第に深部へ広がるような違和感を伴うことがあるようです。また、膵臓のトラブルでは背中の奥で焼けるような痛みが続く場合も報告されています(引用元:久光製薬 e-ヘルスケア、つわぶきクリニック)。
「筋肉を伸ばしても全然変わらない」「深呼吸や姿勢を変えると痛みが悪化する」――そんなときは、筋肉以外の要因を考えるサインかもしれません。
他に伴う症状がある場合は要警戒
背中の張りに加えて、次のような症状が同時に見られる場合も注意が必要です。
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発熱や悪寒:感染や炎症性疾患(胆のう炎・腎盂腎炎など)
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黄疸(皮膚や白目が黄色くなる):肝臓・胆道系の異常
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血尿や尿のにごり:腎臓や尿路のトラブル
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食欲不振・体重減少:膵臓や消化器の慢性疾患のサイン
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呼吸が苦しい・息を吸うと痛む:心臓や肺の病変の可能性
これらの症状は、単なる筋肉痛とは異なり、体の深部で起きている異変を示すことがあると言われています(引用元:坂口整骨院、さいとう治療院)。
緊急性の目安と相談先
次のようなケースでは、早めの来院が推奨されています。
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張りや痛みが3日以上続く
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痛みが背中から胸・腹部に広がる
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上記の**全身症状(発熱・黄疸・血尿・息苦しさなど)**がある
これらの症状は、内臓疾患や血管のトラブル(解離性大動脈瘤など)の初期サインとして現れることがあるとされます。
相談先としては、まず内科・消化器内科・循環器内科などでの検査が基本です。必要に応じて整形外科や腎臓内科、呼吸器内科などが紹介される場合もあります。
自己判断で様子を見るよりも、「違和感が続くうちに一度専門家に相談しておく」という意識が、早期発見につながる第一歩です。
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セルフチェック・生活改善策・軽症対応
「背中の張り」があるとき、すぐに不安になってしまう人も多いですが、まずは生活の中で見直せるポイントを整理してみましょう。
姿勢や筋肉のバランス、食事、ストレスなど、日常の小さな積み重ねが張りを強めていることがあります。ここでは、軽症の段階で実践しやすいセルフケア方法を紹介します。
姿勢改善とエクササイズ
デスクワークやスマホ操作で前かがみになる姿勢が続くと、背中の筋肉が常に引っ張られ、血流が悪くなると言われています。
「猫背のまま長時間過ごしていないか?」をまずチェックしましょう。
おすすめのセルフエクササイズとしては、
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胸を開くストレッチ(両手を背中で組み、胸を軽く張る)
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背中の伸び運動(椅子に座って両手を上げ、ゆっくり深呼吸)
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体幹トレーニング(プランクや背筋の軽いエクササイズ)
これらを1日数分取り入れるだけでも、背中まわりの筋肉を動かしやすくなると言われています(引用元:坂口整骨院)。
栄養と食事の工夫
内臓の負担を減らすためには、肝臓・腎臓・膵臓にやさしい食事を心がけることも大切です。
油分や塩分を控え、消化に時間がかかる食品を避けると良いとされています。特に以下のような食生活を意識すると、体全体の循環バランスが整いやすいと言われています。
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アルコールを控える
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夜遅い時間の食事を避ける
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野菜や果物、発酵食品を積極的にとる
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肉より魚・豆類中心にする
胃腸や肝臓を休ませることで、自然と背中の重さが和らぐケースもあるようです(引用元:久光製薬 e-ヘルスケア、つわぶきクリニック)。
水分補給と排泄リズムを整える
腎臓や尿路系への負担を減らすためにも、こまめな水分補給が大切です。
特にデスクワーク中は意識しないと水分が不足しやすく、老廃物の排出が滞って筋肉や内臓の疲労を悪化させることがあると言われています。
また、便秘や排尿の我慢も血流を妨げる原因になります。「喉が渇く前に飲む」「トイレを我慢しない」を心がけましょう。
ストレス対策と自律神経のリセット
背中の張りは、ストレスによる自律神経の乱れからくることも少なくありません。
緊張が続くと交感神経が優位になり、筋肉がこわばりやすくなると言われています。
深呼吸をゆっくり3回、肩を上げてストンと下ろすだけでも、背中の緊張を緩める効果が期待できます。
また、湯船にゆっくり浸かる・軽い散歩をする・寝る前にスマホを見ないなど、心身のオンオフを切り替える習慣を作ることが大切です(引用元:さいとう治療院)。
無理をせず、できる範囲から少しずつ整えていくことがポイントです。
背中の張りが軽いうちに生活を見直すことで、内臓や筋肉への負担を減らし、再発を防ぐ一歩につながると言われています。
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病院での検査・診断方法と専門医の見立て
「背中の張りが長く続く」「左右どちらかに強い違和感がある」といった場合、
体の深部で起きている変化を調べるために医療機関での検査を受けることがすすめられています。
一見すると筋肉のこりに思えても、肝臓・腎臓・膵臓・心臓などの内臓系の不調が関係していることもあるため、
客観的なデータで確認することが大切だとされています。
血液検査でわかる内臓の働き
最初に行われることが多いのが血液検査です。
血液中の数値を調べることで、どの臓器がどの程度ストレスを受けているかを把握できます。
主な項目は以下の通りです。
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肝機能(AST・ALT・γ-GTPなど):肝臓や胆のうの異常を推測
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腎機能(クレアチニン・BUNなど):腎臓のろ過機能を確認
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膵酵素(アミラーゼ・リパーゼ):膵臓の炎症の可能性を評価
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腫瘍マーカー:慢性疾患や腫瘍性の異常の参考データとして用いられる
これらの数値の変化は、痛みや張りの原因を絞り込むうえで大きな手がかりになると言われています(引用元:つわぶきクリニック、久光製薬 e-ヘルスケア)。
画像検査で内部の状態を可視化
血液検査の結果や触診で異常が疑われる場合、画像検査が行われます。
代表的なのは、
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超音波検査(エコー):肝臓・胆のう・腎臓などの構造を確認
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CT検査:臓器や血管の位置関係、炎症や結石の有無を立体的に把握
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MRI検査:神経や筋肉、血管の詳細な変化を調べる
これらの検査を組み合わせることで、筋肉由来の張りなのか、内臓からの関連痛なのかを見極めやすくなるとされています(引用元:坂口整骨院)。
相談すべき専門科と選び方の目安
「どの科へ行けばよいかわからない」という人も多いですが、
背中の張りの出る位置や症状によって、以下のように目安が示されています。
主な症状 | 相談先の目安 |
---|---|
右背部の張り・食後の違和感 | 消化器内科(肝臓・胆のう) |
左背部の重だるさ・食欲不振 | 消化器内科・膵臓外来 |
腰に近い背中の張り・尿の異常 | 腎臓内科・泌尿器科 |
胸や肩甲骨間の痛み・息苦しさ | 心臓内科・呼吸器内科 |
このように、症状の出る部位と関連臓器の位置を参考にして、最初の相談先を選ぶと効率的です。
検査を受けるタイミングと医療機関選び
「数日休んでも張りが取れない」「痛みが日増しに強くなっている」場合は、早めの検査がすすめられています。
地域の内科クリニックでも基本的な血液検査やエコー検査が可能な場合が多く、
必要に応じて大学病院や専門医療機関への紹介を受ける流れになります。
また、検査結果を共有しながら経過を見てもらえるかかりつけ医を持つことも、再発予防や生活管理の面で安心です。
背中の張りが続くときは、「原因を知る」ことが改善への第一歩です。
検査で体の内側を確かめることで、無理な我慢や誤ったセルフケアを防ぐことにつながると言われています。
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最寄り駅から徒歩6から10分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。
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どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。