当院では初回の来院時にはみなさんの現状を把握するために質問票の記入をお願いしております。
その中に『あなたの思うお悩みの症状の原因はなんですか?』という問いがあります。
この問いに対して空欄になっている方が多いことに気が付きました。
なぜこの問いに空欄になってしまうのでしょうか。
たしかに日常生活の中での原因を改めて探していくことは大変かもしれません。
何気なく過ごしている日常だからこそ慣れてしまいその中にエラーを見つけ出すのはしっかりと日々の過ごし方を振り返ってみないと難しいですよね。
日常の中での原因が本当に見つからない方がいる一方でお話を聞いていくとこのようなパターンの方もいることに気づきました。
【今の症状には何か確固たる1つの原因があるはずだ。】
という思い込みを握り締めている方です。
いわゆる正解探しをしている状態です。何か原因があるはずだけどその答えには辿り着いていないから空欄。
本当に現在お悩みの症状には1つの答えがあるのでしょうか?
残念ながら人の身体というのはそんなに単純には出来ていません。
複雑な要因が絡み合って作用しあって現在の症状を引き起こしていることがほとんどです。
座り方、歩き方、椅子の高さ、靴の適合、鞄を持つ手の偏り、食事習慣、水を飲む量、睡眠習慣、歩く量、立ちっぱなしの時間、座りっぱなしの時間、などちょっと挙げるだけでもこれだけの情報が出てきます。
そして人によってはどれも体に何かの症状を引き起こす要因となりえる要素です。
なにか1つの原因に絞ろうとしたら考えることに夢中になり行動に移すフェーズが起きずに頭の中だけでグルグルめぐり結果的に何も変容が起きないということがよくあります。
当院がおすすめするのは『思いついたら一旦行動に移してみる』です。
椅子の高さが合ってないのかな…?では高さを変えてみて身体がどう変化するかを見てみましょう。
鞄を持つほうが右ばっかりだから身体が傾いてきたかな…?では意識的に鞄を左で持ってみる時間を作り身体がどう変化するか見てみましょう。
最近ではテレビやインターネットで【腰痛の原因は〇〇だった!!】などの表現も多いですが、あなたの身体に適した情報かどうかはわかりません。
実際に自分で試してみて、自分の身体がどう反応するかを感じてみることであなただけのオーダーメイドの改善策、予防法を手に入れることができるのです。
とはいえ何も情報を持っていない中でいきなり日常生活を見直す、と言ってもやはり大変だと思います。
身体と日常生活の関係を見直す1つのきっかけとして是非足うら屋にご相談ください。
今まで多くの方の相談に乗り、その方だけのオーダーメイドの改善策を提案してきました。
ちょっとしたきっかけで身体は大きく変化していきます。
そのきっかけを一緒に掴み取りましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。